🔰 乃木坂46を知る
○期生
乃木坂46のメンバーは全てオーディションで選ばれており、最初のオーディションで選ばれたメンバーを「1期生」、2回目のオーディションで加入したメンバーを「2期生」というように「○期生」というくくりを用いることが多く、この期別のメンバーのみの全員で歌唱する楽曲のことを「期別楽曲(期別曲)」と呼んでいます。
1期生楽曲
何をもって期別楽曲と言うか明確な定義があるわけではありませんが、その定義を「ひとつの期の在籍メンバー全員で歌唱する楽曲」だとすると、デビュー直後は在籍しているのは当然1期生のみであり、その全員で歌唱する「乃木坂の歌」や「人間という楽器」なども期別楽曲と言えなくもありませんが、これらの曲を1期生楽曲ととらえている方は少ないような気がします。
そんな中、唯一1期生楽曲と認識されているのが2018年4月にリリースされた20thシングル「シンクロニシティ」に収録された「Against」です。
この曲はデビュー直後の5曲で表題曲のセンターを担った生駒里奈さんの卒業に際して作成された楽曲で、当時在籍していた1期生全員(当時は3期生までが在籍)のみで歌唱しており、生駒さんがセンターで、新たな道へ進む決意を歌ったダンスナンバーとなっています。
(【乃木坂46公式】『Against』Short Ver.)
2期生楽曲
2013年3月にオーディションで合格した14名が2期生として加入しましたが、加入直後は正規メンバーではなく研究生という扱いで、正規メンバーに昇格するのが各自バラバラだったこともあり、2期生だけでの表立った活動というのがあまりなく、2期生楽曲と言われている最初の楽曲は、2016年5月に発売された乃木坂46の2ndアルバム「それぞれの椅子」に収録された「かき氷の片思い」です。
2期生楽曲の中でファンの間で人気となっているのが25thシングル「しあわせの保護色」に収録された「アナスターシャ」で、曲というよりこの曲のMVが人気と言うほうが正しいのかもしれません。
このMVは2期生と初期から関わりのある伊藤衆人監督により撮影されました。
「2期生の旗を掲げる」というテーマで、それまでの2期生の歩みが表現されており(コアなファンにしか伝わらないとは思いますが・・)、伊藤監督の2期生への愛情が感じられます。
MV公開後に伊藤監督はtwitter(当時)で「アナスターシャは何度でも立ち上がって集まる人たちのMVです。また、絶対、集まって、ライブやりたい」とつづり、メンバーで2期生の北野日奈子さんは投稿アプリ755で
北野日奈子.jpg)
しゅーと監督がとんでもなくすんばらしいMVを作ってくださいました!
とんでもなくすんばらしい監督であり、しゅーと監督も2期生の一員です!
と投稿しています。
(【乃木坂46公式】『アナスターシャ』)
かき氷の片思い
ライブ神
スカウトマン
アナスターシャ
ゆっくりと咲く花
3期生楽曲
3期生の12名は2016年9月に加入しました。
3期生は2期生のときのような研究生の制度はなく、加入後すぐに正規メンバーとして活動を開始しましたが、加入直後は「1・2期生」とは混ざらず「3期生」単独での活動が続き、このころから逆説的に「1期生」「2期生」といった「期生」というとらえ方が強調されるようになりました。
最初の3期生楽曲は2017年3月に発売された17thシングル「インフルエンサー」に収録された「三番目の風」で大園桃子さんがセンターを担いました。
この曲は3期生を象徴する曲としてライブで披露されることも多く、人気の高い楽曲となっています。
(【乃木坂46公式】『三番目の風』Short Ver.)
三番目の風
思い出ファースト
未来の答え
僕の衝動
トキトキメキメキ
自分じゃない感じ
毎日がBrand new day
大人たちには指示されない
僕が手を叩く方へ
4期生楽曲
4期生は、やや複雑な期で、2018年6月に行われた乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)、けやき坂46(現・日向坂46)の3グループ合同による新メンバー募集オーディションで38名が合格し、その中から11名が乃木坂46に加入しました。
また、どのグループにも配属されなかった合格者もおり、それらは「坂道研修生」としてレッスンや単独での活動を経た後、先の11名から1年以上遅れて5名が新たに乃木坂46に加わりました。
最初の4期生楽曲は、2019年4月に発売された4thアルバム「今が思い出になるまで」に収録された「キスの手裏剣」で遠藤さくらさんがセンターを担いました。
その直後である2019年5月に発売された23rdシングル「Sing Out!」に収録された「4番目の光」は、前曲に続き遠藤さくらさんがセンターを担い、4期生を象徴する楽曲となりました。
その他に、4期生の代表曲とも言えるひとつが、25thシングル「しあわせの保護色」に収録された「I see…」でセンターは嘉喜遥香さんです。
この楽曲のMVが公開されると、ネットで「曲調がSMAPっぽい」と乃木坂46ファン以外にも話題が広がり、公開から3か月が過ぎたころにはYouTubeの再生回数が1000万回を突破し、ほぼ同時期に公開された表題曲である「しあわせの保護色」のMVの再生回数を上回るという異例の出来事でした。
この大ブレイクにより、4期生単独で、しかも表題曲ではない楽曲で音楽番組に複数回出演するなど、4期生の勢いを表す出来事の一つとなりました。
(【乃木坂46公式】『I see…』)
キスの手裏剣
4番目の光
図書室の君へ
I see…
Out of the blue
猫舌カモミールティー
ジャンピングジョーカーフラッシュ
5期生楽曲
「三番目の風」「4番目の光」と続いた期生を象徴する楽曲。
2022年2月に加入した5期生11名の楽曲は「5番目の(何)」になるか、ファンの間でも予想合戦が繰り広げられていましたが、最初の5期生楽曲は29thシングル「Actually…」に収録された「絶望の一秒前」で、このタイトルを初めて聞いたときは「前途ある5期生になんというタイトルの曲を・・・」と思いました(笑)
5期生楽曲は(執筆時点で)9曲あり、それぞれ異なるメンバーがセンターを担っていますが、5期生の残り2名も表題曲またはアンダー楽曲でセンターを務めており、5期生の全員がセンター経験者という歴代の1期生から4期生を踏まえて初の出来事となりました。
(【乃木坂46公式】『絶望の一秒前』)
絶望の一秒前
バンドエイド剥がすような別れ方
17分間
心にもないこと
考えないようにする
いつの日にか、あの歌を…
「じゃあね」が切ない
熱狂の捌け口
相対性理論に異議を唱える
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