乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

理念を実践する

人生で大切なこと

ステージに上がる前の円陣

乃木坂46のメンバーは、ステージに上がる前や歌番組の歌唱前などに、全員で円陣を組むことがあります。キャプテンや、その日の中心となるメンバーなどからの一言のあと、全員で声を合わせて、決まった掛け声をかけます。

「努力、感謝、笑顔、うちらは乃木坂、上り坂、フォーティシッークス」

 

努力

「努力」と聞いて思い出すのは1期生の生田絵梨花さんです。

生田絵梨花さんは、小さいころから、クラシックバレエ、書道、水泳、英語、ピアノ、数学と習い事の予定がみっちりと入って忙しい日々を過ごしていました。1期生として乃木坂46に加入し、初期のころからフロントメンバーとして活躍しつつ、2014年に開催されたミュージカル「虹のプレリュード」で主演を務めたのを皮切りに、ロミオ&ジュリエットやレ・ミゼラブルなど名だたるミュージカルに多数出演し、高い評価を受けています。トップアイドルである乃木坂46の活動は、それだけでも多忙を極めます。そのアイドル活動と並行して、ミュージカルに出演するというのは、とても大変なことです。

乃木坂46のチーフマネージャーである菊地さんは、生田さんについて以下のように言っています。

生田は“鉄人”です。どのスタッフに聞いても口をそろえるでしょう。僕も言うんです、「大丈夫?無理しなくていいんだよ」って。だけど生田の返事は決まっていて、「乃木坂46の活動は可能な限りすべて出たいです」と。むしろ「このライブ、何とかして出られないですか?」と生田の方から言ってきます。昼は名古屋で舞台の本番をやって、その足で大阪入りして乃木坂46のライブに出るという芸当をこなせるのは、本人の気持ちがあればこそです。ちょっとした隙間の時間で覚えるべきことを頭に入れたり、カラオケボックスで発声練習をしてきたり、尊敬しますね。

(映画「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」パンフレット)

TBS系音楽特番「音楽の日2020」を体調不良のため欠席した生田絵梨花さんの代役として急遽出演してディズニーソングを歌うなど、生田さんと接点の多かった後輩で3期生の久保史緒里さんは、

生田さんは本当にそれまで出会ったことがないタイプの方。生田さんを見ていると「人間ってここまでできるんだ!」みたいに、つらいとか疲れてできないって言葉が一切使えなくなるんです。あんなに忙しくてもどれも手を抜かずに、どれも楽しそうにやられているし、「そこまでやらなくてもいいのに」っていうことにも挑戦したりするし。そういう姿をずっと見てきたので、一生追いかけても追いつけない背中だなと思います。現段階で私の”人としてのなりたい像”っていうのは、間違いなく生田絵梨花さんです。 (乃木坂46公式書籍 10年の歩き方)

「人はね、限界だと思ってから、もうちょっといける」という、ファンの間では有名な生田絵梨花さんの名言?もあります。

 

感謝

感謝と聞いて思い出すのは、メンバーが常に周りの人に感謝を伝えていることです。
例えば、東京ドームで行われた1期生である高山一実さんの卒業前ラストライブでの挨拶では、

ここでは感謝の気持ちだけ、お伝えさせていただきたいと思います。

まずはメンバーのみんな。私はメンバーのことが大好きで、今のメンバーも、昔のメンバーも、10年間、乃木坂のメンバーのことが大好きでした。今のメンバーは努力家で、すごくおしとやかな子が多くて、心がすごく優しくて、すごく温かい空気、暖色な空気がいつも流れています。そんな今の乃木坂も大好きだし、昔のメンバーといろんなことして、くだらないことして笑った日々も大好きだし、本当に本当に、アイドルになりたかったけど、乃木坂を知ってしまったら、乃木坂になりたいって思います。来世で。それぐらい本当に好きでした。初期の玲香キャプテンも、今の真夏キャプテンも、46人ぴったりいた時代も、そうじゃなかった時代も、本当に楽しかったです、ありがとう

 

そして、マネジャーさん、衣装さん、メイクさん。家みたいな楽屋をいつも作ってくださり、ありがとうございました。本当にみんな優しくて、お姉ちゃんみたいな、お兄ちゃんみたいな、親みたいな、みなさんにたくさんお世話してもらって、10年間たくさん支えられました。ありがとうございました

 

そして現場でお会いしたスタッフさん、共演者のみなさん。アイドルなのに全然顔がかわいくなくて、面白いことも言えないし、すみませんでした。でも、お会いできてうれしかったです。いろいろお仕事してくださり、ありがとうございました

 

そして、私を乃木坂46に選んでくださった立ち上げ当初のスタッフさん、秋元(康)先生、私の人生を変えてくださり、ありがとうございました

 

そして、友達のみんな。私は友達のみんなも大好き。乃木坂に入る前の人生も大好きです。乃木坂に入る前も、入ってからも仲良くしてくれてありがとう。東京を一緒に楽しんでくれてありがとうありがとう

 

そして、家族。私は結構、人に好きとか大好きとか伝えるの好きなんですけど、家族に対してだけは下手で。愛情表現が。なかなか今までうまく言えなかったけど、この時代に生まれて良かったって思うし、私を今まで育ててくれてありがとう。助けてくれてありがとう

 

最後にファンのみなさま。最後にこんなすてきな景色を見せてくださって、ありがとうございます。いっぱい夢をかなえてもらったのに、もうかなえすぎて今後の人生不幸になるからやめてってぐらい、幸せだったのに、私の好きなピンクと水色の景色。すごい。がらがらの握手会だった時も、こんなにたくさんの人に囲まれている今も。ずっと幸せでした。このみなさんにいただいた幸せ、ありがとうを胸に、これからの人生も頑張っていきたいと思います。ここにいるみなさん、そして今、見てくださっているみなさん。みなさんは幸せをつくる天才です。天才と過ごせて私は幸せでした。どうかさようならではなく、これからもよろしくお願いしますと言わせてください。そして今までお世話になった乃木坂46には、最後にきちっとお別れを告げたいと思います。今までありがとう

(日刊スポーツweb)

 

笑顔

笑顔と聞いて思い出すのは1期生で2代目キャプテンの秋元真夏さんです。彼女の最大のチャームポイントは、クシャっとした笑顔です。そんな秋元さんですが、うまく笑えない時期もあったと言います。

「乃木坂46に入る前は、家族が撮ってくれた写真で目がなくなるくらい笑っていることが多かったんです。でも、アイドルになったら笑顔の正解が分からなくなってしまった時期がありました。素敵なメンバーに囲まれて、彼女たちがクールな表情をしていたり、笑っていても崩れない綺麗な表情を見ていたら、羨ましくなってしまって。それまで何も考えずに写真に写っていたのに、考え込んでしまって上手く笑えない時期が何年も続きました。

でも、たまたま無邪気に笑っている写真がメディアに出たときに、ファンの方々がそれが好きだと言ってくれたんです。だんだんその声が広がっていって、何も考えないで笑うことの大切さを思い出すことができました。もともと笑い上戸ですし、努力して笑っているわけじゃないんですけど(笑)」

(FRaU 2023.02.24インタビュー) 

 

 

2代目キャプテン 秋元真夏
【乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと】寄り添いながら並走するリーダー

 

理念を実践する

ステージに上がる前の掛け声である「努力、感謝、笑顔」は、単なる掛け声ではなく、メンバーそれぞれがそれらを実践しています。理念や理想を語ることは簡単ですが、それを実践することは簡単ではありません。アイドルとして、人として、努力すること、感謝すること、笑顔でいることが大切であることを教えてくれます。

 

 

◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆

努力、感謝、笑顔

 

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