🔰 乃木坂46を知る
乃木坂46初の冠番組
乃木坂工事中は、乃木坂46の地上波レギュラー冠番組です。
乃木坂46にとって初の地上波レギュラー冠番組であった「乃木坂って、どこ?」(2011年10月3日 – 2015年4月13日)をリニューアルした後継番組で、テレビ愛知制作により全国6局でネットされています。また、最近では乃木坂46のYouTubeチャンネル「乃木坂配信中」にて放送後に毎週無料配信されています。地上波の番組を放送後すぐにYouTubeにて公式無料配信するというのは、珍しいのではないでしょうか。
MCは「乃木坂って、どこ?」時代から引き続き、乃木坂46の公式お兄ちゃんでもあるバナナマンが担当しています。
人気企画
前身番組である「乃木坂って、どこ?」(通称:乃木どこ)は、乃木坂46の結成後すぐに始まっており、まだまだ乃木坂46が世に知られていないことから、この番組内で放送された1stシングルのヒット祈願では、メンバーが全国各地に散らばり、通行人などへのPR用のティッシュ配りなどが行われました。
ちなみに、このヒット祈願は、現在でもシングルを発売するごとに行われている人気企画となっています。また、その他の人気企画としては、学力テストのワーストメンバーを決める「頭NO王(ずのうおう)決定戦」や、メンバーがメンバーなどのものまねをする「内輪ウケものまね大賞」、後輩メンバーが好きな先輩メンバーを選んでチョコ(プレゼント)を渡す「バレンタイン大作戦」などがあります。
メンバーの成長の場
乃木坂工事中(通称:乃木中)の出演者は、たまにゲストが来ることはあるものの、ほとんどはMCのバナナマンと乃木坂46のメンバーのみであり、メンバーにとっては比較的リラックスして出演できる番組です。そのため、メンバーの素の部分が出ていたりして、メンバーの個性や魅力を伝えています。
また、この番組の大きな役割としては、メンバーの成長を担っているという点が挙げられます。
アイドルは、各局のバラエティ番組に出演する機会が多いですが、この番組で学んだバラエティ番組における対応が、外番組(乃木坂46がメインとなっている番組以外の番組)で活かされます。
この番組がメンバーにとっての学びの場だということは、MCのバナナマンや番組スタッフも認識していると思われます。
例えば、
バラエティの瞬発力を鍛えるために、お題に出されたテーマで、すぐにトークをするという、メンバーの対決企画があったのですが、うまくトークができずに最下位になってしまった4期生の佐藤璃果さんの
しゃべりを修行したいんですけど、どこかいいとこあったりしませんか?
という問いに対し、バナナマンの設楽さんは、
ココだよ、ココ。ここで積極的にしゃべることだよ。
と、乃木坂工事中が修行の場であると答えています。また、続けて
あとテレビを見ること。テレビを見てこういう人みたいにしゃべりたいって人をよく見とけば、それが教科書。
という、真摯で具体的なアドバイスもしています。
【公式】「乃木坂工事中」# 410「スピードクイーン決定戦 前編」2023.05.07 OA
また、2期生の新内眞衣さんが、ラフ×ラフという新人アイドルの配信番組で、先輩アイドルとしてアドバイスをする企画では、「ここはホームだと思って、失敗できる場所だと思って収録に臨んでね」と、乃木中のスタッフさんによく言われていた、と述べています。
(ラフ×ラフ公式youtubeチャンネル「【大感謝】元乃木坂46新内眞衣パイセン登場!セルフプロデュースクイズとは!?【超勉強】」)
他にも、乃木坂46の第2弾となるドキュメンタリー映画「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」では、卒業を決めた1期生の西野七瀬さんが、最後の乃木坂工事中の収録へ向かう様子が収められていますが、「その冠番組のスタジオを『母校のよう』と西野さんは言った」というテロップが入れられており、西野さんが乃木坂工事中の現場を、学びの場のように思っていたことがうかがえます。
このように乃木坂工事中は、メンバーの魅力を引き出すと共に、メンバーの成長の場にもなっています。「乃木どこ」時代から含めれば10年以上も続いており、この番組から乃木坂46のファンになった方も多いと思いますし、一般の視聴者にも楽しめるバラエティ番組として人気を集めていると言えます。
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