乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

選抜メンバーの決め方

乃木坂46のこと

🔰 乃木坂46を知る

乃木坂46は、シングルをリリースするたびに、そのシングルの表題曲(タイトル曲)を歌唱する「選抜メンバー」と、それ以外の「アンダーメンバー」に振り分けられます。

誰が選抜メンバーになるのかは、ファンからは「運営」と言われている乃木坂46のマネジメントを行っている人たちが決めています。
初期のころは総合プロデューサーである秋元康さんがメンバー選定にも関わっていましたが、最近は報告を受ける程度で、それほど関わってはいないようです。

選抜メンバーの選定基準などについては公表されているわけでもありませんし、公言されたこともなく、全くわからないというのが実情です。
もちろん、基本的には人気の高いメンバーが選抜に選ばれていますが、総合的な人気度を示す明確な指標があるわけではありませんし、ただ単に人気という面だけで選ばれているわけでもないようです。

 

ミーグリの完売数

乃木坂46はシングルをリリースするごとに、オンラインミート&グリート(通称:ミーグリ)というイベントを実施しています。
ミーグリは、コロナ過前まで行われていた握手会の代わりとして始まったイベントで、メンバーと1対1で、オンラインでトークができるというものです。

このミーグリに参加するには、購入したCDに付属する参加券(権)を使用して、好きなメンバーと日時(枠)を選んで申し込みます。
1枠(時間帯)に受付できる上限数は決まっていますので、申込数がその数に達するとその枠は「完売」となり、「完売数が多い(かつ早い)メンバー=人気が高い」とも言えます。

メンバーの各枠に何名が申し込んでいるのかを知ることはできませんが、その枠が「完売」したことはサイトを見ればファンにもわかることから、選抜発表があるごとに、例えば「今回選抜に選ばれたメンバーより完売数が多いメンバーが選抜に選ばれないのはおかしい」などのような選抜メンバーの選び方に疑問を呈す意見が出ますが、この指標だけで選抜メンバーを選んでいるわけではないですし、メンバーのファン全てが、ミーグリを申し込むわけでもありません。人気の指標は他にもたくさんあるはずで、運営側にはファンには見えないその他の様々な指標も見えているはずですから、その指摘は的外れと言えます。

 

直近での活躍

人気が高いメンバーは、いわば選抜の常連となりますが、選抜とアンダーを行き来するようなメンバーや、なかなか選抜に選ばれないメンバーもいます。
そういったメンバーの中では、直近で目立った活躍があると、その次のシングルで選抜メンバーに選ばれることがあります。

例えば、33枚目シングル「おひとりさま天国」で、3期生の中村麗乃さんが、加入7年目で初めて選抜メンバーに選ばれました。
中村さんは、2016年9月に3期生として加入してからずっとアンダーメンバーとして活動していた中で、「逆転裁判」「SUPERHEROISM」「October Sky-遠い空の向こうに-」「夜明けのうた」など多数の舞台に出演し、2023年4月から帝国劇場で上演されたミュージカル「Endless SHOCK」と、そのスピンオフ作品である「Endless SHOCK-Eternal」でヒロインのリカ役を好演しました。
「Endless SHOCK」は、KinKi Kidsの堂本光一さんが主演する20年以上演じられている人気ミュージカルで、「最もチケット入手が困難な舞台」とも言われており、しかも伝統と歴史のある帝国劇場に立つという大役をオーディションでつかみ取り、そういった活躍の直後のシングルで、初めて選抜メンバーに選ばれました。

 

4期生の黒見明香さんは、香港生まれの帰国子女であることや早稲田大学進学などの特色はあったものの、加入当初は、特に目立った存在ではありませんでした。
そんな中、乃木坂46の配信番組である「46時間TV」で披露した里崎智也さん(元プロ野球選手)のモノマネをきっかけに黒見さんの野球好きが認知され、その知識は日本のプロ野球に留まらず、アメリカのMLB(メジャーリーグベースボール)に関するものも豊富で、MLBの試合を生中継しているABEMAで「ABEMA BASEBALL SPECIAL SUPPORTER」に就任し、ABEMAのMLB中継に度々ゲスト解説として出演するなど、MLBを中心に野球関係の仕事で活躍し、34枚目シングル「Monopoly」で初選抜入りを果たしました。

 

シングルのコンセプトに合うメンバー

人気や活躍だけではなく「そのシングルのコンセプトに合う人」のような基準もあるようです。

例えば、23枚目のシングルである「Sing Out!」では、白と紫の衣装をまとったメンバーが、バレエなどの動きを取り入れたダンスを、ロングスカートをひるがえしながら優雅に披露するダンス中心のシンプルな構成のミュージックビデオ(MV)となっていることから、それまで加入から2年半以上選抜入りがなかったものの、バレエ経験がありダンスに定評のあった3期生の阪口珠美さんが初選抜となりました。

【公式】乃木坂46「Sing Out!」ミュージックビデオ

 

25枚目のシングルである「しあわせの保護色」では、1期生の白石麻衣さんの卒業シングルであったことから、白石麻衣さんと同期メンバーが、最後に少しでも多くの時間を一緒に活動できるよう、当時在籍していた1期生全員が選抜となり、それまで約8年半の在籍期間中で選抜経験が1回しかなかった1期生である和田まあやさんが、約6年ぶりに選抜となりました。
また、3期生の山下美月さんの卒業シングルである35枚目のシングル「チャンスは平等」でも同様に、在籍中の3期生全員が選抜となり、それまで約7年半の在籍期間中で一度も選抜経験がなかった3期生の吉田綾乃クリスティーさんが、初めて選抜メンバーとなりました。

 

 

ファンの楽しみのひとつ?

選抜メンバーの選定基準はひとつではありませんし、ファンには見えない部分、例えば仕事に対する取り組み方なども含めて、総合的及び戦略的に決められているはずで、明確な理由(基準)はファンにはわかりません。
そのため選抜発表があると「なぜ〇〇が選抜に入らないのか」など、ファンの間で多くの意見が出ますが、そういった侃々諤々(かんかんがくがく)も、ファンの楽しみの一つなのかもしれません。

選抜とアンダー
【乃木坂46のこと】乃木坂46は、シングルごとに選抜メンバーとアンダーメンバーに振り分けられます。

 

 

 

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