乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
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乃木坂46 4期生 -4番目の光-

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坂道合同新規メンバー募集オーディション

乃木坂46の4期生は、2018年6月に行われた乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)、けやき坂46(現・日向坂46)の3グループ合同による新メンバー募集オーディションで選ばれたメンバーです。
それまで新メンバーの募集は、それぞれのグループ単独で行われていましたが、3グループ合同での募集は初めての試みでした。

(乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL 「坂道合同オーディションCM 西野七瀬(乃木坂46)編」)

同年8月19日に最終審査が行われ、12万9182名の応募者の中から38名(後に39名に訂正)の合格が発表され、レッスン等が行われた後、11月29日に乃木坂46の4期生として11名、欅坂46の2期生として9名、けやき坂46の3期生として1名の配属が決まりました。

また、配属されなかった合格者については、

今回配属にいたらなかった坂道合同オーディション合格者は、
坂道研修生として引き続きレッスンを行う予定です。
(乃木坂46公式サイト 2018.11.29)

とされました。

配属発表の翌日である11月30日には、まず4名のメンバー情報が公表され、その翌日に4名、さらにその翌日である12月2日に3名の情報が乃木坂46公式サイトで公開されました。
そして、翌12月3日に、初めてファンの前へのお披露目となる「乃木坂46 4期生お見立て会」が日本武道館にて行われ、この12月3日が4期生の誕生日とされています。

乃木坂46に加入した4期生11名(氏名/よみ/出身地/年齢)

遠藤さくら(えんどう・さくら/愛知県/17歳)
賀喜遥香(かき・はるか/栃木県/17歳)
掛橋沙耶香(かけはし・さやか/岡山県/16歳)
金川紗耶(かながわ・さや/北海道/17歳)
北川悠理(きたがわ・ゆり/アメリカ・カルフォルニア/17歳)
柴田柚菜(しばた・ゆな/千葉県/15歳)
清宮レイ(せいみや・れい/埼玉県/15歳)
田村真佑(たむら・まゆ/埼玉県/19歳)
筒井あやめ(つつい・あやめ/愛知県/14歳)
早川聖来(はやかわ・せいら/大阪府/18歳)
矢久保美緒(やくぼ・みお/東京都/16歳)

 

 

乃木坂46の伝統「3人のプリンシパル」

加入直後は先輩たちとは合流せず、4期生単独での活動が続く中、2019年4月に過去の先輩メンバーも経験してきた舞台「3人のプリンシパル」(1、2期生は「16人のプリンシパル」として実施)が行われました。

「3人のプリンシパル」は2幕構成の独特なシステムの舞台で、第1幕では、第2幕で演じるミュージカル「ロミオとジュリエット」での「ロミオ」「ジュリエット」「その他全部」の3役のうち、いずれか希望する役の一部を演じたり、役に対する思いなどをアピールしたりして、それを見た観客が支持するメンバーに投票を行い、それぞれ希望した役における得票数1位の3名が第2幕に出演し演じるというもので、選ばれなかったメンバーは第2幕には出演することができないという過酷なシステムでした。

16人のプリンシパル
【乃木坂46のこと】演劇分野での活躍の原点である「16人のプリンシパル」

 

この「プリンシパル」についてメンバーは、

遠藤さくら さん

4期生としての一番最初の大きな壁が、“プリンシパル”だったと思います。個人的に稽古をしているときからもう、この壁は越えられないとずっと思っていました。演技は難しいと痛感したし、心が半分折れていたし、私はもうこれ以上やっていけないっていうのは正直、公演が始まってからもずっと思っていたんです。だから、プリンシパルをやり終えた自分がすごいなって、今でも思います(笑)

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

筒井あやめ さん

私は“3人のプリンシパル”でみんなの絆が深まったなと思っています。“プリンシパル”は、全部の役をできるようにしないといけないので、そのセリフ覚えがまず大変で、稽古が終わってから、遠藤さくらと清宮レイと3人で集まって一緒に台本を覚えたりしていました。そのお稽古期間中はセリフを覚えることに集中していたんですけど、公演が始まってからは本番の舞台に出られる子と出られない子がいるので。出られなかったときに、出られなかった子たちみんなで励まし合ったり、選ばれて本番にいく子に“頑張ってね!”って声をかけたり、目に見えて選ばれる・選ばれないの違いがあったんですけど、ギスギスすることもなくて、みんな本当にいい子だなって思いました。選ばれた子がステージに向かう時も、出られない子たちがみんな並んで見送ったりしていましたから。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

 

新4期生

「7th YEAR BIRTHDAY LIVE」への出演を始め、「3人のプリンシパル」の公演、4期生とさらば青春の光(お笑いコンビ)によるロケ番組「乃木坂どこへ」(日本テレビ)開始など、11名が多くの活躍を見せる中、オーディションに合格するも配属が決まらなかったメンバー15名は「坂道研修生」としてレッスンなどを行うだけでなく、2019年9月には「坂道研修生OFFICAL SITE」がオープンし、メンバー紹介動画が公開され、同年10月から11月にかけて「坂道グループ合同研修生ツアー」(全6公演)が開催されるなど、未配属のまま独自の活動を行っていました。

そして2020年2月16日に「坂道研修生 配属発表 SHOWROOM」が配信され、乃木坂46に5名、欅坂46(現・櫻坂46)に6名、日向坂46に3名の配属と、1名の活動辞退が発表されました。
乃木坂46に配属された5名は、先の11名より1年以上遅れての加入となりましたが、同じオーディション合格者であることから同じ4期生であり、当初は便宜上「新4期生」と言われていました。

乃木坂46に加入した新4期生5名(氏名/よみ/出身地/年齢)

黒見明香(くろみ・はるか/東京都/16歳)
佐藤璃果(さとう・りか/岩手県/18歳)
林瑠奈(はやし・るな/神奈川県/16歳)
松尾美佑(まつお・みゆ/千葉県/18歳)
弓木奈於(ゆみき・なお/京都府/21歳)

 

4期生と新4期生の溝

新たに5名の4期生が加わり、さらなる躍進が期待されていた矢先、新型コロナウィルスの蔓延により、乃木坂46の活動が大幅に制限され、メンバー同志のコミュニケーションもままならなくなりました。
そんな中、2020年12月に4期生16名による「乃木坂46 4期生ライブ 2020」が無観客の配信形式で行われることが発表されました。
4期生の単独ライブは、2019年5月以来2回目となりますが、その時は11名での実施であり、新4期生にとっては初めての参加となります。

4期生・林瑠奈 さん

同じオーディションに受かった同期とはいえ、乃木坂46のメンバーとして過ごしていた1年間と、研修生として過ごしていた1年間は、やっぱり違うので。私たち5人は、知らないことのほうが、すっごく多かった。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

4期生・弓木奈於 さん

私たちと11人では、学んできていることが違ったので、「おや?」って思うポイントもお互いに違ったりして、すれ違いが起きていました。距離感が難しくって、言いたいことも言えない関係だったと思います。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

4期生・賀喜遥香 さん

5人が入って仲間が増えたのはうれしかったんですけど、やっぱり差が1年ぐらいあって、価値観や練習の仕方を私たち11人はちょっとずつ見つけてきているのに対して、5人は初めてのことばかりでわからないことが多かったと思います。でも私たちが何か教えられることを身に付けているわけではないので、すごく難しかったですね。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

このような状況に危機感を感じたのは早川聖来さんでした。

4期生・早川聖来 さん

あの時の状況は、誰も悪くないのにみんなバラバラになっちゃっていたというか。私たち11人も困惑してたし、5人は5人で打ち解けようとしてくれているけど気も遣っていて。お互いどう接していいかわからない。でも16人でライブをすることは決まっているから、どうにかしなきゃいけないことは全員わかってるんです。そんな風にお互いがすれ違ってた状況でした。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

自分に何かできることはないかなって探したときに、まずは5人と話そうと。ひとりだと寂しかったときは、かっきー(賀喜遥香)と一緒に5人とお話をしました。一対一で話すべきだなと思ったら、リハ終わりに1時間ぐらい深いお話をしたり。そうやってお話をして、お互いのすれ違いをなくすようにしましたね。

(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

4期生・松尾美佑 さん

かっきー(賀喜遥香)と早川聖来ちゃんが、私たちとたくさん話をしてくれました。私たちはわからないことが多すぎて困っていたし、11人は11人で私たち5人に対して理解できない部分があって、そういう疑問点をぶつけ合ったんです。そこでやっと本音で話せたことは、大きかったと思います。
(乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

 

そんな紆余曲折があった「乃木坂46 4期生ライブ 2020」は、早川さんらの働きかけもあり、4期生16人の一体感が感じられ、素晴らしい内容のライブになりました。

(乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL 【LIVE】乃木坂46 4期生ライブ2020(for J-LODlive))

 

「I see…」のブレイク

乃木坂46には、その期のメンバーのみで歌唱する「期別曲」と言われる曲があるのですが、4期生の代表曲のひとつが、25thシングル「しあわせの保護色」のカップリングとして収録された「I see…」です。
この楽曲のMVが公開されると、ネットで「SMAPっぽい」と話題になり、公開から3か月が過ぎたころにはYouTubeの再生回数が1000万回を突破し、ほぼ同時期に公開された表題曲である「しあわせの保護色」のMVの再生回数を上回るという異例の出来事でした。
この大ブレイクにより、4期生単独で、しかも表題曲ではない楽曲で音楽番組に複数回出演するなど、4期生の勢いを表す出来事の一つとなりました。

(乃木坂46 OFFICIAL YouTube CHANNEL「I see…」)

 

乃木坂46の主力へ

これまでにない3坂道合同オーディションで選ばれ、同期であるにも関わらず加入時期に1年以上のずれがあったことなど、少し特殊な期である4期生ですが、今や「新4期生」という区分もなくなり、1・2期生が全員卒業した中で、乃木坂46の主力として個性豊かなメンバーが活躍しています。

4番目の光を探しに行こう
どこかにきっとあるだろう
私たちの世代だけのその輝き
新しい色になる
(4期生楽曲「4番目の光」より)

 

 

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