野球好き
3期生の久保史緒里さんは宮城県出身で、小3から中3まで楽天ゴールデンイーグルスの公式チアリーダー「東北ゴールデンエンジェルス」のジュニアチアリーダーズに所属していたこともあり、東北楽天ゴールデンイーグルスの熱烈なファンです。
久保さんが2022年2月に前任の新内眞衣さん(2期生)からバトンタッチし「乃木坂46のオールナイトニッポン」のパーソナリティに就任すると、楽天にとどまらず、野球に対する熱い思いや日々の野球への接し方などが、毎回ラジオの中で話題に上りました。
乃木坂46のファンは若い層が多く、この層は中高年層とは違い、野球に興味を持つ人がそれほど多くはないことからも、当初はかなり戸惑いの声が上がり、中には「また野球の話か」と嫌悪感を示す人もいました。
そういった声があったからかはわかりませんが「野球少女 鷲尾」というコーナーが設置され、野球の話、特にマニアニックな内容はそのコーナーの中で集中的に話すことになりました。
しかし、一般的なニュースレベルの野球の話題は、このコーナー以外の部分でも毎回欠かさず話をすることにより、久保さんの野球愛が認知され、WBCの侍ジャパンと中日ドラゴンズとの壮行試合での始球式を始め、ニッポン放送のプロ野球中継番組「ニッポン放送ショウアップナイター」の初代公式応援マネージャー就任、乃木坂46内で創設された野球部と元プロ野球選手で50万人以上の登録者を誇るYouTube「里崎チャンネル」とのコラボ配信や、野球部のメンバーで歌唱する楽曲が作成されるなど、ラジオで野球について熱く語ることにより、それを聞いた関係者から声がかかるようになり、大好きな野球の仕事に多く関わるようになりました。
麻雀好き
1期生の中田花奈さんが麻雀を始めたきっかけは「じょしらく」という舞台に出演した際のセリフにあった「数え役満」という麻雀用語の意味を調べたことから興味を持ち、アプリで麻雀を覚えたところからでした。
その後、TBSチャンネル1で放送されているアイドルの麻雀番組MCの座をかけたアイドル同士の麻雀対局に勝利し、2020年1月から「乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル!かなりんのトップ目とれるカナ?」という冠番組が始まりました。
この番組を機に実力を上げ「日本プロ麻雀連盟」のプロテストに合格しプロ雀士となり、麻雀プロリーグ「Mリーグ」に参加するチーム「BEAST Japanext」からドラフト指名を受け、チームに加入するまでになりました。
さらに、女性でも気軽に入れる雀荘を作りたいと思い、赤坂に麻雀カフェ「chun.」を開業しました。
乃木坂46を卒業した今でも「元乃木坂46」「プロ雀士」「麻雀カフェオーナー」などの肩書を武器に、麻雀関係を含む多くの仕事をしています。
乃木坂46卒業後は、仕事がなくなると思っていたことから芸能界からの引退も考えていたそうですが、「麻雀」という軸ができたことから、卒業後のほうが忙しいんじゃないかというぐらいの仕事をこなしています。
ラジオ好き
大学受験生時代からradikoプレミアム会員となり、ラジオ好きを公言していた2期生の山崎怜奈さんが、最初にラジオのレギュラーに就任したのは2018年4月で、1期生の衛藤美彩さんに代わりbayfm「金つぶ」の2代目アシスタントとなりました。
さらに2019年11月からはCBCラジオで放送されている「推しマシ」内の「乃木坂46 山崎怜奈の『推しの1コマ』」のコーナーを担当。
そして2020年10月からはTOKYO FM昼の帯番組「山崎怜奈の誰かに話したかったこと。」(ダレハナ)が始まり、この番組では、月曜から木曜まで毎日2時間の生放送を一人で担っています。
この番組が始まった当初にゲスト出演した伊集院光さんは、直後に自身のtwitterで「ドキドキしているうちに終わってしまった!すごいなあ、まだひと月足らずだというのに。負けてらんない。」とつぶやきました。
また、ロケバスの中でたまたまこの番組を聞いたという有吉弘行さんは、「しっかりとしたパーソナリティの人がやっているから、坂上みきさんみたいなベテランの人かと思ったら、乃木坂の人だって言うんだよ。こんなに立派にしゃべられるんだって思って」と、自身のラジオでコメントするなど、山崎怜奈さんはラジオパーソナリティとして広く注目されるようになり、「ダレハナ」は聴取率調査でも同時間帯で何度も首位を獲得しています。
彼女がラジオで高い評価を得るのは、声の良さもありますが、根本としては「ラジオ好き」から来るリスナー目線ではないかと思います。ラジオが好きで多くの番組を聞いてきたからこそ、どうすれば聞いている人を惹きつけられるかを経験から知っているのだと思います。
今では、ラジオに留まらずテレビや配信番組、コラムの連載など、様々な仕事をこなしていますが、軸にあるのは、やはり大好きなラジオなのだと思います。
「ダレハナ」のお話をいただいた時は、実は帯番組ということを知らず、初めての打ち合わせでそれを知りました(笑)。驚きましたが、「ラジオをやりたい」って言っていたから「これはやらなきゃしょうがない」と。好きなんですよね、ラジオが。「ダレハナ」をやっていて、イヤだなと思ったことが一度も無いんですよね。
radiko news『ダレハナ』放送500回記念!山崎怜奈インタビュー
好きを仕事に
大人数のアイドルグループの中で輝くには、他の人とは違う「個性」が求められます。アイドルの王道である容姿を始め、歌やダンスで輝くことができるのは、グループの中でもほんの一握りの人だけです。
そういった中で、人とは違う道を模索し活路を見出そうとするメンバーも多くいます。
そういった道で秀でるには、やはり「好き」なことが最も適してます。「好き」なことであれば、熱量を持って取り組みますし、楽しそうに活動しているメンバーを見ることにより、見ているほうも楽しさを分けてもらえます。
そして、その「好き」を仕事につなげるためには、好きだということを発信し続けることも重要です。メディアでもSNSでも発信し続けていれば、それが誰かの目に留まり、仕事のオファーが来るかもしれません。発信をせずに待っているだけでは、なかなかチャンスは回ってこないのです。
「好き」がある人は活き活きしています。
「好き」なことに関する仕事をしているメンバーは、とても輝いて見えます。
乃木坂46が好きな人は、乃木坂46や推しメンの活動を追うことで生活の中での楽しさを見出し、グッズを購入したり、ライブやイベントがあれば日本中どこでも駆けつけるように「好き」のために行動をします。
行動をすれば、何かが変わり始めます。
「好き」は人が変わったり、成長したりするきっかけや原動力にもなります。
「好き」なことを公言し「好き」に忠実に動くことが、楽しく生きる秘訣です。
◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆
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