乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

自分が輝ける場所

人生で大切なこと

自分の存在価値

乃木坂46は、時期により上下はしますが、大体40名程度のメンバーが在籍しています。1期生の白石麻衣さんや西野七瀬さん、3期生の山下美月さんなど、ドラマやバラエティ番組などに、よく出演しているメンバーは多くの方にも知られていますが、そうでないメンバーは、ファン以外の方には、あまり知名度が高くないメンバーもいます。
同じグループのメンバーがドラマやテレビ番組などで活躍する姿を見ると、なかなかそういった機会がないメンバーは、どうしても比較してしまい、自分の存在価値は何なのか、などと悩んでしまうことも多いと思います。

そんな中で、他のメンバーとは違う場所で活躍するメンバーも多くいます

 

小さなチャンスから

2期生の伊藤かりんさんは「将棋アイドル」として知られています。

きっかけは、乃木坂46にBSフジの将棋番組への出演オファーが来たことで、マネージャーから「将棋させる人いますか?」と聞かれ、立候補するメンバーがいない中で、将棋は小学生のとき祖父と指したことがある程度だった彼女が「チャンスをつかまなきゃ」との思いで手を上げました。
その番組への出演を機に将棋専門誌での連載が始まり、NHK Eテレの将棋番組の総合司会に抜擢されるまでになり、将棋関連の仕事が次々と舞い込みました。

将棋界にとっても、これまであまりアプローチできていなかった若い層が、彼女目当てで将棋のイベントに訪れるなど、将棋ファンを増やすことに貢献しました。
また、彼女自身も、将棋を通じて伊藤さんを知った人たちが彼女の握手会に訪れるなど、ファンを増やすことにもつながり、アイドルと将棋界の橋渡しをしました。

伊藤さんは、乃木坂46としては一度も選抜メンバーに選ばれた経験はなく、歌番組などへの出演経験は、ほとんどありませんでした。しかし、小さなチャンスからつかみ取った「将棋アイドル」という生き方を手に入れ、日本将棋連盟から「アマ初段」認定を受けるまでに将棋の腕も上達し、乃木坂46を卒業した今でも、将棋関連の仕事を数多くこなしています。

 

活路を見い出す

1期生の中田花奈さんは、グループ結成直後は選抜のフロントに選ばれるなど良いポジションにいましたが、だんだんと下がっていき、アンダーメンバー(シングルの選抜メンバーに選ばれなかったメンバー)となることが多くなっていきました。
そんな中、何か特技を身につけて活路を見い出そうとし、アイドルオタク、投資、タロット占いなどを打ち出しましたが、最もはまったのが麻雀でした。

彼女が麻雀を始めたきっかけは「じょしらく」という舞台に出演した際のセリフに「数え役満」という麻雀用語が出てきたので、その意味を調べたことから興味を持ち、アプリで麻雀を覚えました。
その後、TBSチャンネル1で放送されているアイドルの麻雀番組である「NMB48村瀬紗英の麻雀ガチバトル! さえぴぃのトップ目とったんで!」の後継番組のMCの座をかけて、三代目(初代はNMB48の須藤凜々花さん)決定トーナメントが行われ、NMB48村瀬紗英さん、AKB48の永野芹佳さん、NMB48の山本彩加さんとの対局に勝ち、2020年1月から「乃木坂46中田花奈の麻雀ガチバトル!かなりんのトップ目とれるカナ?」が始まりました。
また、テレビ朝日の公式YouTubeチャンネル「動画、はじめてみました」で、プロ雀士を目指すドキュメント企画「中田花奈の“プロ雀士への道”」が始動し、「日本プロ麻雀連盟」のプロテストに合格しプロ雀士となりました。
さらに、乃木坂46でアイドルになる夢を叶えてしまった彼女は、このままだと卒業後にやることがないと考え、自らの経験から女性でも気軽に入れる雀荘を作りたいと思い、赤坂に麻雀カフェ「chun.」を開業しました。開業資金は、乃木坂46時代に貯めたお金で賄いました。

乃木坂46を卒業した今でも「元乃木坂46」「プロ雀士」「麻雀カフェオーナー」などの肩書を武器に、多くの仕事をこなしています。

 

 

自分が輝ける場所で

歌って踊るだけがアイドルの仕事ではありません。特に大人数のアイドルグループの中で輝くには、他の人とは違う「個性」が求められます。モデルや女優などの分野で個性を発揮するだけでなく、ニッチな分野でも自分が輝ける場所を見つけることでアイドル人生が切り開けます。アイドルグループは「自分を発見できる場所」でもあるのです。

 

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