乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

変化を恐れない

人生で大切なこと

シングル曲におけるチャレンジ

2011年8月に結成され、2023年8月に12周年を迎えた乃木坂46は、公式ライバルとされていたAKB48に変わり、日本のトップアイドルと言われるようになりました。
デビュー当初から変わらず「清楚」「おしとやか」などのイメージを維持し、傍から見れば順風満帆でまっすぐに坂道を登ってきたたように見えるかもしれませんが、その間には様々な変化や葛藤があり、それらに立ち向かい乗り越えてきました。

2011年8月に結成された乃木坂46は、翌年2月に「ぐるぐるカーテン」でデビューしました。
「ぐるぐるカーテン」は、フレンチポップス風の落ち着いた雰囲気の楽曲で、当時一世を風靡していたAKB48のギラギラのアイドルソングとは一線を画していました。
続く2ndシングル「おいでシャンプー」、3rdシングル「走れ!Bicycle」も軽くて明るいイメージが踏襲されましたが、4thシングル「制服のマネキン」では、一転してデジタル音を多用したダンスナンバーとなり、その歌詞も「恋をするのはいけないことか」「若すぎる それだけで 大人に邪魔をさせない」といったような大人を敵視するようなメッセージ性のあるものになっており、後に坂道シリーズの第2弾として結成された欅坂46(現:櫻坂46)を彷彿させるような路線となりました。
もし、この路線が続けられていたら、乃木坂46がメッセージ性の強い楽曲や演劇的なダンスパフォーマンスで「笑わないアイドル」と称される欅坂46(現:櫻坂46)のようなグループになっていたかもしれません。
続く5thシングル「君の名は希望」は、「透明人間」と呼ばれていた孤独な「僕」が「君」と出会って「希望」を見出すラブソングで、可憐で清楚な乃木坂46のイメージを決定づける1曲となりました。

ここまでのシングル5曲では、全て1期生の生駒里奈さんがセンターを務めていましたが、6thシングル「ガールズルール」では、1期生の白石麻衣さんがセンターとなり、初めてセンターの交代が行われました。
さらに、続く7thシングル「バレッタ」では、2013年3月に加入したものの、メディア等の出演や楽曲への参加などはなく、レッスンやサポートなどを行う研究生として活動していた2期生の堀未央奈さんがセンターに抜擢され大きな衝撃を与えました。
以降、乃木坂46のセンターは、固定されることなく、様々なメンバーが担うようになりました。

 

17thシングル「インフルエンサー」は、グループ史上最高難度とされる高速ダンスがメンバーを苦しめましたが、年末の第59回 日本レコード大賞で初の大賞を受賞し、名実ともに乃木坂46を代表する楽曲となりました。

23rdシングル「Sing Out!」は、ミディアムテンポの明るいナンバーで、クラップやストンプ風な要素が取り入れられており、これまでのグループの楽曲の特徴とは一線を画し、メンバーの歌唱をクラップ音とアコースティックギターが支えるような構成となっています。

コロナ過に配信限定シングルとしてリリースされた「Route 246」は、1期生の齋藤飛鳥さんの希望もあり、2018年に音楽活動から引退を表明していた小室哲哉さんに、秋元康さんがオファーして作成(作曲・編曲)された楽曲で、往年の小室サウンドが溢れています。

(公式:乃木坂46「Route246」

29thシングル「Actually…」は、加入間もない5期生の中西アルノさんの歌声を軸にした楽曲で、独特な世界観とミステリアス感漂う、今までのシングル表題曲にはない楽曲であり、発表当初は「乃木坂らしくない」という批判もありました。

35thシングル「チャンスは平等」は、乃木坂46に大いに貢献した3期生の山下美月さんの卒業シングルではありますが、いわゆる「卒業っぽい」曲ではなく、レトロなユーロビート調のミディアム・ディスコチューンという挑戦的な楽曲で、卒業という振り返りよりも、前へ進むことを選んだ楽曲とも言えます。

このように楽曲においても、特に近年は、いわゆる「乃木坂らしさ」にとらわれれずに様々なチャレンジが行われています。

 

AKB48との交換留学

2014年2月に行われたデビュー2周年をお祝いするバースデイライブの2日後、1期生の生駒里奈さんがAKB48と、SEK48の松井玲奈さんが乃木坂46と、交換留学という形で、それぞれのグループを兼任して活動することが発表されました。

グループ内でセンターが代わったり、新たにメンバーが加わるっていうことにはだんだん慣れてきた状態だったんですけど、みんなまとまってきた中でさらに大きな変化があるんだって、びっくりしました。(秋元真夏:乃木坂46公式書籍「10年の歩き方」)

AKB48の公式ライバルとして発足した乃木坂46は、AKB48はもとより姉妹グループのSKE48やNMB48などとは違う立ち位置で、「AKBグループとは違うことをしなくてはいけない」ということを意識して活動してきましたが、兼任によりAKB48の姉妹グループになってしまうのではないか、という不安があり、多くのメンバーが反対の気持ちを持っていただけでなく、ファンの間では反対署名運動まで起きていました。

そんな中で、松井玲奈さんは9thシングル「夏のFree&Easy」から11thシングル「命は美しい」まで計3枚の乃木坂46のシングルに参加し、SKE48で培ったパフォーマンスで、それまで批判的だった乃木坂ファンを魅了し、乃木坂メンバーには、アイドルとしてのプロ意識を植え付けました。

兼任を終える際のセレモニーで、1期生の生駒里奈さんは

芸能界の先輩として、玲奈さんは何から何までプロでした。
これからも玲奈さんはずっと乃木坂46のメンバーです。
ライバルという立場になりますが、高め合っていける存在になれたらうれしいです。

と、メッセージを送りました。

 

卒業

女性アイドルグループで避けて通れないものの一つに、メンバーの卒業があります。
かつて女性アイドル界で一世を風靡していたモーニング娘。やAKB48なども、人気の高かった創成期メンバーの卒業が、人気に陰りを見せた大きな要因となっています。

乃木坂46で最初の大きな卒業は、2016年6月の1期生である深川麻衣さんです。
それまでにも卒業をしていったメンバーはいましたが、3rdシングルから12作連続で選抜入りしている乃木坂46の顔ともいえる主要メンバーの卒業は初めてで、メンバーにとってもファンにとっても大きな出来事でした。

深川さんの卒業から約4か月後の2016年10月に放送された「乃木坂46のオールナイトニッポン」において、1期生の橋本奈々未さんの卒業が、自らの口から発表されました。
1期生の白石麻衣さん、松村沙友理さんと共に「乃木坂御三家」と呼ばれていた初期からの人気メンバーで、シングルでは自身がセンターを務めた「サヨナラの意味」まで16作連続で選抜入りしていたメンバーの卒業は、深川さん以上のインパクトでした。
橋本さんが乃木坂46のオーディションに応募したのは、弟を大学に進学させるための金銭的な理由もその一つで、そのことに目途がついたのも卒業を決めた要因で、卒業後は芸能界からも引退し、今や伝説のメンバーになっています。

その後も

2018年5月卒業/生駒里奈
2018年12月卒業/西野七瀬
2020年10月卒業/白石麻衣
2021年7月卒業/松村沙友里
2022年12月卒業/齋藤飛鳥
2023年2月卒業/秋元真夏

と、人気の高い主要メンバーの卒業が途切れることなく、その都度「乃木坂46は大丈夫か」と言われ、2023年2月に1期生の秋元真夏さんが卒業したことにより、創成期を支えた1・2期生全員が卒業したことになり、完全に世代交代が起こったことになりますが、その人気に陰りは見えません。

 

加入

卒業するものもいれば新たに加入するものもいます。

2013年3月/2期生14名加入
2016年9月/3期生12名加入
2018年11月/4期生11名加入
2020年2月/4期生5名追加加入
2022年2月/5期生11名加入

乃木坂46の2期生が募集されたのは、1期生がデビューしてから約10か月後、2012年12月から翌年1月にかけてで、同年3月に14名の合格者が決まりました。
シングルごとに選抜とアンダーへ振り分けられるという1枚目シングルから続く乃木坂46独自のシステムにより、このころのメンバーは切磋琢磨をしつつもピリピリした部分もあった時期であり、1期生にとっては、今のように「後輩を温かく迎え入れる」というよりも、ライバルが増え「焦り」や「負けられない」という意識のほうが大きかったのではないかと思われます。

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3期生が加入した2016年ごろは、すでに乃木坂46の人気が高まっていたため、その次世代を担う3期生12人への注目度も高く、同年12月に行われた初めてファンの前に立つ「お見立て会」は日本武道館で行われ、翌年2月には乃木坂46の伝統ともいえる舞台「3人のプリンシパル」が上演、同年5月には乃木坂46史上初の期生別ライブとなる「3期生単独ライブ」が、同年10月には3期生全員が出演する舞台「見殺し姫」が上演されるなど、怒涛の日々が続きました。

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2018年の4期生のオーディションは、乃木坂46としてではなく、乃木坂46、欅坂46(現・櫻坂46)、けやき坂46(現・日向坂46)の3グループ合同オーディションという形で募集され、39名が合格し研修期間を経た後に各グループに配属されました。
乃木坂46には最初に11名が配属され、後に5名が追加で配属されました。その5名は当初は便宜上、新4期生と呼ばれていました。

2022年には、史上最多87,852人の応募者の中から11名が選ばれ5期生が加入しました。

これからも卒業と加入を繰り返していくことは間違いありません。
構成するメンバーが変われば、グループの色も変わっていくのかもしれません。

 

変化を恐れない

固定概念や過去の成功体験にしがみついて変化を恐れていては、衰退の一途をたどります。
ダーウィンの進化論でいえば、キリンは高い場所の草を食べようと思って首を伸ばしたわけではなく、たまたま突然変異があり、首が長いという環境に合ったものが生き残ったということです。
より強いグループとなるためには、恐れず自らを変化させていくことが必要であり、乃木坂46はこれからも様々なチャレンジを行っていくことでしょう。

メンバー自身もグループの変化については意識しています。

(乃木坂46 8th YEAR BIRTHDAY LIVE 齋藤飛鳥)

こうしてみんなのバースデーを、ここにいる皆さんと映画館の皆さんと、そして会場に来られなかった皆さんとも気持ちは一緒なので、みんなでお祝い出来て本当にすごく幸せです。
これからも乃木坂46は「変化を強みに」、みんなで一つになって頑張りたいと思いますので、応援よろしくお願いします。

 

(乃木坂46 12th YEAR BIRTHDAY LIVE 久保史緒里)

私たちも先輩のポジションに立たせてもらうっていうの、すんごいプレッシャーに感じちゃってたなぁって、懐かしく思って。
昔先輩がステージで言ってて私は凄く大事にしてる言葉があるんですけど、「変化を強みに」っていう言葉が、私はずっと今日までお守りとして心にこう、先輩の言葉でお守りにしてきたんだけど。
そういうプレッシャーを感じる以上に、変化を強みにしていくこともグループを繋いでいくっていうのは大事なことなんだな、っていうのを凄く感じたから「変化を強みに」っていう先輩の言葉を信じて、その言葉のおかげで今日まで来れたな、って思うので、これからもその言葉を乃木坂として大事に、どんどんどんどん、もっともっと13年、14年、15年ってもっともっと素敵なバースデイライブを迎えられたらなって凄く思いました。

 

 

◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆

変化を強みに

 

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