秋元真夏さんの「ズッキュン」
乃木坂46の2代目キャプテンで1期生の秋元真夏さんは、ぶりっ子や肩出し衣装を好んで着るなど、グループの中で「あざといキャラ」を確立しました。
乃木坂46の冠ラジオ番組である「乃木坂46の”の”」(文化放送)で2022年に行われたファンがあざといメンバーを選ぶ「あざとい選抜」では【ただし、秋元真夏は除く】という副題が付けられており、もはや秋元真夏さんのあざといキャラは殿堂入りするほど定着していました。
そんな秋元真夏さんのあざとい必殺技の一つに「ズッキュン」というものがあります。
この「ズッキュン」が誕生したのは2013年の全国握手会の時でした。
この握手会で8月生まれメンバーの挨拶があり、20歳になった真夏さんが抱負として「皆さんのハートをズッキュンと射貫くようなアイドルになることです」と話したところ、ファンには「ズッキュン」が耳に残ったようで、その後の握手会で両手でピストルの形を作って「ズッキュン」と打ち抜くアクションを付けて、やるようになり定番化していきました。
この「ズッキュン」は、グループ内ではかなりポピュラーな技の1つとなり、真夏さん以外のメンバーも、無茶ぶりされたり、ファンからリクエストを受けたりして、披露するようにもなっていきました。
グループを卒業してからも頻度は減ったものの、ファンに求められたり、無茶ぶりされたりしたときなどには「ズッキュン」を披露しており、10年以上もやり続けていることになりますが、真夏さんのキャラクターを表すひとつの武器となっていて、そのキャラクターを活かし、バラエティ番組を中心に大活躍をしています。
”さゆりんご” 松村沙友里
1期生の松村沙友里さんも、秋元真夏さんと同じようにぶりっ子キャラが定着していました。
松村沙友里さんは、1stシングルから27thシングルで卒業するまで、全てのシングルで選抜メンバーに選ばれ、乃木坂46の冠番組である「乃木坂工事中」をはじめ、バラエティ番組でも活躍しました。
また、松村さんは、グループ内で「さゆりんご軍団」というユニットを作り、松村さん作詞による乃木坂46楽曲の非公式(パロディ)の替え歌を作り、乃木坂46のライブや乃木坂46時間TVなど、様々な場面で披露するなど、プロデュース力も発揮しました。
2021年に28歳でグループを卒業した後も「さゆりんご」「プリンセス」などのぶりっ子キャラで、2024年にはテレビの番組出演本数が100本を突破するなど、バラエティ番組を中心に大活躍をしています。
ただ、このぶりっ子キャラは嫌われることも多く、ABEMAのバラエティ番組である「チャンスの時間」(2024年10月)に出演した際に、MCである千鳥の大悟さんに「エゴサをすると男性受けが悪い」という悩みを涙ながらに訴える場面があり、「(ぶりっ子を)やりたくないって自分もいる」と打ち明けていました。
このような迷いがありつつも、30歳を超えた今でもぶりっ子キャラを武器に活躍が続いており、このキャラがなければ、ここまでのブレイクはなかったと思います。
最近ではぶりっ子キャラに加え、大食いキャラやアルバイトを体験する番組企画で手際よく仕事をこなす様子が話題になるなど、今までのキャラとのギャップも見せ、さらに活躍の場が広がっています。
継続は力なり
女性に役立つエンタメニュース&ライフスタイル情報を発信しているニュースメディア「モデルプレス」のインタビューで「夢を追う読者へ向けて、今思う夢を叶える秘訣を教えて下さい」という質問に対し、5期生の井上和さんは、以下のように答えています。
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たくさん大きなことを言えるほど、まだ夢を叶えられているわけではないので大それたことは言えませんが、以前「とにかく続けることが大事」という言葉を目にしたとき、本当にそうだなと思いました。
この活動においては瞬発力というか、今何を見せられるか、どんな言葉を残せて、どんな表情を残せて、どんなパフォーマンスを残せるか…といったことがすごく大事ですが、後輩が入ってきて、私も乃木坂46にいる年数が長くなってきて、続けることの大切さってすごくあるなと感じました。
嫌になって全部投げ出そうと思ってしまうこともありますが、そういうときに今まで続けてきた自分が自信になるし、そこに恥じないように頑張らなきゃ、みたいな気持ちになるので、続けるほど大事なものが増えていくと思います。
夢を叶えるにあたって、続けてきた経験は自分の頑張る原料力になりますし、夢に向かって継続してきた過程にこそ意味があると私は思います。
(【モデルプレス=2025/07/29】乃木坂46井上和&菅原咲月、2人が語る“なぎさつ”の関係性)
グループを卒業し、年齢も重ねている中でぶりっ子キャラを続けることには葛藤もあるでしょうが、やり続けることで見ている人に認知も徐々に広がり、バラエティでの経験と知識が蓄積され、様々な場面で適切な対応ができるようになっていきます。
「恥ずかしいから」や「嫌われるから」などの理由で、ぶりっ子キャラを辞めていたら、秋元真夏さんや松村沙友里さんの今(卒業後)の大活躍はなかったでしょう。
まさに「継続は力なり」です。
◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆
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