乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

落ち込まない方法

人生で大切なこと

思った以上に感情が動かされる仕事

煌びやかに見える乃木坂46としてのアイドル活動ですが、もちろん楽しいだけのものではないのは容易に想像できます。

“今最も見たい女性”の人生を7つのルールで描き出すフジテレビのドキュメンタリー「セブンルール」に出演した“乃木坂46の顔”とも言える存在の1期生の齋藤飛鳥さんは、加入当初は表題曲を歌唱する選抜メンバーに入れないことも多く、

「思った以上に感情が大きく動かされる仕事だなって思って。期待を裏切られた時のストレスって耐えられないなと思ったから、じゃあ期待しない方がいいなって」

と、7つのルールの一つとして「あまり期待しない」を挙げました。アイドルらしくない発言のように思えるかもしれませんが、「思った以上に感情が大きく動かされる仕事」というところに、この仕事の厳しさが感じられます。

トップアイドルとして身に着けた術

乃木坂46は大人数のグループアイドルですから、自分と同じ立場のメンバーが多数在籍しており、いわばライバル関係でもあります。周りのメンバーが、センターに抜擢されたり、ドラマ出演が決まったり、などの中で、自分にそのような話がなかなか来なければ「私はダメだ」「私の存在意義はあるのか」など、思い詰めてしまうこともあるでしょう。

乃木坂46では、シングルごとに表題曲を歌唱する選抜メンバーと、それ以外のアンダーメンバーへの振り分けが行われ、その結果に本人はもとより、ファンも一喜一憂します。また、こちらもシングルごとに行われる握手会(コロナ過ではオンラインミート&グリート)では、CD購入者が自分の好きなメンバーを選んで握手(コロナ過ではオンライントーク)を申し込むのですが、その申込数=人気とも言え、否応なく見える化されてしまいます。

ひとたびメディアに出れば、その一挙手一投足についてSNS等で批評され、当然、好意的なものばかりではありません。自分の言動を批判されれば誰もが傷つきますし、今後どうすればよいのか思い悩みます。

乃木坂46として活躍するメンバーの多くは、自分のキャラクターや発言の言葉選びなど、いろいろと悩みつつ試行錯誤をしながら活動していることが見て取れます。そんな中で、齋藤飛鳥さんが身に着けた術が「あまり期待しない」だったのでしょう。

エンタメニュース&ライフスタイル情報を発信しているモデルプレスのインタビューで3期生の山下美月さんは、「山下さんが今思う、夢を叶える秘訣を教えてください。」という質問に、以下のように答えています。

モデルプレスさんに以前、同じ質問を聞かれたとき「口に出すこと」と「人に頼ること」と答えているのですが、それはもちろん今も変わらずそうだなと思いつつ、今は昔より肩の力が抜けて「期待しすぎないこと」も大事だなと思い始めました。

記者
記者

「期待しすぎないこと」!?

はい、他人にも自分にも良い意味で期待しすぎない、ようにしています。何事も持続性、続けていくこと、続けられること、という視点はとても大切です。ずっとなにかに期待して、もし失敗を繰り返していくと、精神的にきつくなってしまいます。良い精神状態を保つためには、少しの気軽さと楽しむことが必要。期待しすぎない、というのは決してネガティブな意味ではなく、前を向く上で大事なことのような気がします。絶対にできる、ではなく、できたらラッキー、これができたらすごくない?、そんなマインドでいるように心がけています。

(モデルプレス「乃木坂46山下美月の「夢を叶える秘訣」3つ目に挙げた“意外な考え”」2023.05.26)

山下美月さんは、齋藤飛鳥さんと仲が良かったですから、齋藤飛鳥さんの影響を受けているのかもしれませんが、トップアイドルとして活躍する中で、この考え方にたどり着くのかもしれません。

私たちは、トップアイドルほど激動の日々ではないにしても、生きていく中で多かれ少なかれ、日々、上がったり下がったりしています。大きく落ち込んだりストレスとなったりするのは、大きな期待があるからであって、齋藤飛鳥さんや山下美月さんが言うように期待をしなければ、うまくいかなかったときのその反動も、小さく済むのかもしれません。「期待をしない」というのは、トップアイドルである乃木坂46が教えてくれる、楽しく生きるための、ひとつのヒントかもしれません。

 

◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆

あまり期待しない

 

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