乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと
乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと

ピンチをチャンスに

人生で大切なこと

乃木坂46における代打

乃木坂46が歌番組に出演してシングルの表題曲を披露するときは、表題曲を歌唱する選抜メンバーが出演しますが、他の仕事や体調不良などの理由で出演できないメンバーがいると、その代打としてアンダーメンバーが出演する場合があります。
代打で出演するメンバーは、本来はその曲には参加していないわけですから、休んだメンバーのポジションでのダンスやフォーメンション、歌唱パートを覚えなければいけません。
特に選抜メンバーが体調不良で欠席する場合などは、急遽代わりに入ることになり、短時間でダンスやフォーメンションを覚えなければいけないわけですから、実力のあるメンバーしか務まりません。

 

代打の神様

1期生の樋口日奈さんは「代打の神様」と言われていました。

13歳の時に乃木坂46に加入した樋口さんは、選抜メンバーに選ばれることが少なく苦戦していましたが、地道にパフォーマンス力を磨き続け、次第に代打メンバーとして歌番組などへ出演する機会が増えていきました。
他のメンバーから「大変だけど大丈夫?」と言われることも多かったようですが、本人としては、

単純に呼んでもらえることがうれしかった。
自分が必要とされて、ちょっとでもグループの力になれた、って思えたので。

と述べており、2017年の19thシングル「いつかできるから今日できる」では、選抜メンバーではありませんでしたが、いつでも代打で出られるように、ほぼ全てのポジションのダンスを覚えたそうです。(日刊スポーツ/坂道の火曜日)

そんな努力が認められたのか、次の20thシングルでは選抜入りし、21stからは再びアンダーとなりましたが、25thと27thから30thで卒業するまで選抜メンバーとなっており、腐らずに努力を続けたことが伺えます。

選抜メンバーの代打というのは、意図して目指すような場所ではありませんが、アンダーメンバーの中から選ばれるという意味では、実力や努力を認められた証のポジションと言えるでしょう。

 

 

 

赤い彗星

2020年7月に約9時間半にわたって放送されたTBSの音楽特番「音楽の日2020」。
その中の企画として「ファンが選んだディズニーソングTOP10カバーリレー」があり、乃木坂46から1期生の生田絵梨花さんが出演してディズニーソングを歌唱する予定でした。

生田さんはミュージカル女優としても活躍しており、その歌唱力を見込まれての出演でしたが、体調不良により欠席となり、急遽、3期生の久保史緒里さんが代打で出演することとなりました。
ちなみに、この日の生田さんの体調不良は、彼女が舞台「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~」で共演していた三浦春馬さん(30)の訃報が同日に報じられたことも影響しているのではないかと言われています。

誰もが知るディズニーソングを、ミュージカル女優として活躍していた生田さんの代役として急遽歌うというのは、計り知れないプレッシャーが乗りかかっていたと思いますし、元来ネガティブ志向が強く、パフォーマンスにこだわりを持つ久保さんですから、おそらく裏では泣きながら練習したのではないかと想像できます。

「Under the Sea」や「Part Of Your World」を他の出演者と何人かで歌う演出で、生田さんが務めることになっていたことからソロでの歌唱パートも多かったのですが、久保さんの歌唱は、代役というのを感じさせないほど素晴らしいものでした。

放映時のネットでは、

「生田絵梨花ちゃんの代役の久保さん可愛くて歌もうまくて急遽の代役とは思えなくて凄かった」
「可愛いうえに歌もうまい!表現力もすごい!と思ったら代役の子だったの」
「久保さんって子、初めて見たけどめちゃめちゃ可愛いしめちゃめちゃうまくてびっくりした!!」
「めっちゃかわいいし歌うますぎる名前が知りたい」
「歌声が素敵でミュージカル系の女優さんなのかなと思ったけど久保史緒里さんって言うのか」
「久保史緒里ちゃん?この子初めて知ったけど、代役でここまで出来るのすごいと思う そしてお顔も可愛い」

など多くの反響があり、このとき久保さんが赤いドレスを着ていたことから「赤い彗星」とも言われていました。

そして、同年12月に同じTBSで放送された「CDTVライブ!ライブ!」内で行われたディズニーコラボメドレーには、生田絵梨花さんとふたりで歌う久保史緒里さんの姿がありました。

 

 

 

ピンチヒッター

代打とは、野球において打順が回ってきた打者に代わって打撃を行うことです。
ここぞというときに代打が送られるのでピンチヒッターとも言われています。

レギュラーで出場している選手は、1試合に数回打席が回ってきますので、その中で試合や投手の雰囲気を掴むことができますし、全打席でヒットを打つことは不可能であることは誰もが知っていますが、代打の選手は、いきなり試合に出てきて、しかも絶対に結果を求められる場面ばかりですから、打撃力においての信頼があり、ピリつく場面でも気後れしない強心臓も必要です。
そのためには、日ごろからの努力はもちろん、出場していない試合でも、試合の経過や雰囲気を掴みつつ、いつでも出場できる準備が必要です。

乃木坂46における代打も同じで、自分が参加していない楽曲でも、振付などを覚えたり、急な出演でも気後れしない強心臓が必要であり、代打に呼ばれるということは、それだけ運営からの信頼があるということです。
そして「ピンチはチャンス」という言葉がありますが、代打で呼ばれたメンバーにとっては、自分を魅せる大きなチャンスでもあり、代打で輝くことが、次につながるきっかけにもなり得ます。

 

◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆

代打で輝く

 

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