活動自粛
3期生の岩本蓮加さんは、2025年1月14日の自身のブログで、「プライベートの写真がXに投稿されたことにより、ファンの皆様を裏切るようなこととなり、一定期間活動を自粛する」ことを発表しました。
執筆時点(2025年1月末)で判明している事実としては、男性と顔を寄せ合ったツーショット(加工された顔出し)と男性と抱き合っている(顔なし/洋服とスマホケースが一致)写真がXに投稿されたことです。
このことに対してネット上で様々な意見が出ていますが、本人も目にする可能性があるSNS等で、匿名で誹謗中傷するというのは、恥ずかしい行為であるというだけではなく、内容によっては侮辱罪や名誉毀損罪となる可能性もあり、避けるべきだと思います。
自己プロデュース
アイドルは自分自身が商品であることから、メディアに出ているときは、素の自分ではなくアイドルとしてプロデュースされた、もしくは自己プロデュースした姿ですが、アイドルなどの芸能人に限らず、我々のような一般人も、多かれ少なかれ自己プロデュースを行っているはずです。
例えば、学校や職場で見せている姿が普段の自分とは違った面がある人も多いでしょう。他にも乃木オタ(乃木坂46のファン)であることを隠している人もいると思います。「アイドルオタク」であるということを快く思わない人が、まだまだ多くいることも事実で、アイドルオタクであることが、普段他人に見せている自分のキャラクターと合わない場合などは、そのことを「公言しない」という自己プロデュースをしているということです。
恋愛禁止
アイドルの「恋愛禁止」ということが、よく議論されます。
これは推測ではありますが、運営(事務所)から明確に「恋愛禁止」とは言われていないと思います。もし、そのような契約などがあるとすれば、それは人権侵害とみなされる可能性があるからです。
アイドルの応援の仕方には様々な形あると思いますが、それが良いことか悪いことかは別として、疑似恋愛の対象となっていることが多いことは否定できません。そして、恋愛相手ということは、自分以外の異性と親密にしていることが知れると「許せない」という気持ちになるのは当然であり、それによりファンが減ってしまうということはメンバー自身も認識しているはずです。
つまり直接的に禁止をされているわけではないが、そういうことがあると、ファンが憤慨し、ファンが減ることにより事務所や他のメンバーなどにも迷惑をかるからダメなんだということは、メンバー自身も、いわば暗黙の了解のような形かもしれませんが、認識して活動しているハズです。
アイドルという仕事はファンがいてこそ成り立つ(=マネタイズされる)職業ですから、異性と親密にしていることが知れることによりファン(=売上)が減るのであれば、それは「ダメなこと」と考えるのはある意味間違いではないでしょう。
個人事務所で活動しているような場合であれば、ファン(=売上)が減ることが、すべて自分の身に降りかかるだけですから、まだよいのかもしれませんが、乃木坂46の場合は、事務所に所属しており他のメンバーもいることから、売上が減ることが、それらに影響を与えてしまうことからも「ダメなこと」と言える要素でしょう。
ここでいう「ダメなこと」は「異性と親密にしていることがファンに知れること」です。
年頃の女性ですから、恋愛をしたいと思うことは当然です。「異性と親密にしていることがファンに知れること」でファンが減るということは、逆に言えば「ファンに知られなければ」ファンが減ることはないとも言えます。
アイドルは自己プロデュースが必要ですが、自分の素やプライベートをどこまで見せるかも、その自己プロデュースの一つです。もちろん「ファンのために」恋愛を自制するアイドルもいるでしょう。しかしそれは、その人なりの自己プロデュースのやり方であり、それだけが正解とは言えないと思います。
つまり、アイドルは人に夢を与えたり憧れの存在となる職業ですが、最終的な目的は下世話な話かもしれませんが売上(利益)を上げることであり、売上が下がることに直結する「ファンが減る」ことが「良い/悪い」の判断基準だとすれば、「異性と親密にすること」ではなく「異性と親密にしていることがファンに知れる」ことが、避けるべきボーダーラインと言えます。

アイドル像
多くのアイドルがひしめく中、アイドル間の競争が激しくなっており、メディアに出ている間だけではなく、その裏側や旅行に行ったり実家に帰ったりするようなプライベートにかなり近い部分までカメラが入り込み、ファンに見せるような機会も増えていることから、ファンは推しのプライベートを含めて、どこまでも見てみたいというような過度なサービスを求めるようになってきているように感じています。
そして、ファンの一部は、アイドルに自分が思う「アイドルとはこうあるべき」という理想を押し付け、プライベートな部分であっても、そこから外れると「自覚が足りない」「裏切られた」などのような批判をしてしまうようになります。
憧れていた乃木坂46に、まだまだ未熟な10代の時に加入し、その時は多くのことを犠牲にしてでも頑張ろうと思っていても、活動して自身が成長していく中で、考え方や価値観が変わるメンバーもいるでしょう。
それをつぶしてしまうようなファンの言動が続けば、アイドル活動をやめてしまう選択をするメンバーも出てしまうでしょう。
「アイドルだから」という理由で、異性との交流を全て断っていては、適切な活動や人間関係を築くことにも支障が出てしまいますし、街中でも誰もがカメラ付きのスマホを持ち、多くの人がSNS等で発信できる環境が広がっている中で、アイドルがプライベートな部分までも含めて、常に(一部の)ファンが求める理想的な「偶像」として活動(生活)するのは無理があります。
必要な嘘
明石家さんまさんが自身のラジオで「アイドルの恋は隠さなアカン、それがファンに対する礼儀や」と語ったように、恋愛をするのならば絶対にそれをファンの目に入らないよう隠さなければいけないと思います。
乃木坂46には、スキャンダルもなく卒業していった先輩が多数いますが、そのメンバー全てが、異性との恋愛をしていなかったのかと言えば、そんなことはないと思います。
今回の岩本さんの写真が、なぜ流失したのかはわかりませんが、写真の内容を見る限り、特に記念となるような場面でもなく、「撮る必要性」を感じるようなものではありませんので、まさか流出するとは思っていなかったのでしょうが、このような写真を撮ったこと、もしくは流出の可能性がある形(ネットに上げる、データを削除せずに端末を処分する、など)を取ってしまったのならば「脇が甘かった」と言えなくもありません。
今回の活動自粛は、批判や誹謗中傷から本人を守る意味もあると思いますが、「脇が甘かった」ことに対する反省を促す意味もあるのでしょう。
このまま辞めてしまうと「スキャンダルで辞めた」ことになってしまいますし、活動自粛を発表したブログには、
「自分の軽率な行動をしっかりと反省し、このようなことが二度と起こらないよう自分の立場をわきまえて、心を入れ替え、今まで以上に乃木坂46に貢献できるよう頑張らせていただきたいと思っています。」
とあるので、ここから信頼を取り戻すのは大変ではありますが、まだまだ若い彼女ですから、ぜひ復帰して活動を再開してほしいと思っています。
「嘘をついてはいけません」と多くの人が教えられてきたと思いますが、現実の世界は嘘であふれていて、嘘がないと世の中はスムーズに回っていきません。つまり必要な嘘もあるということです。
例えば、髪を切った人に対して「いまいちだなぁ」と思ったとしても「似合ってるね」という嘘は、相手との関係性を壊さない調和のための嘘になります。
嘘というのは人を欺き傷つけるようなものだけではなく、人間関係を円滑に進めるための1つのコミュニケーションツールであり、一種の社交術だということです。
そして大切なのは、必要な嘘はありますが、その嘘はばれてはいけないということです。ばれなければ嘘は嘘になりませんし、相手の信頼を損ねることもないのです。
◆乃木坂46に学ぶ人生で大切なこと◆
コメント ご感想やご意見などをいただけると嬉しいです。また誤字脱字や間違いなどがありましたらご指摘いただけると助かります。